芳根京子さんといえば、朝ドラ「べっぴんさん」のヒロインを務めた実力派女優として知られています。
しかし、彼女が輝かしい女優としてのキャリアを築く前に、大きな試練を乗り越えていたことをご存知でしょうか?
実は芳根京子さんは、中学生の時に難病「ギランバレー症候群」と闘っていました。
この記事では、芳根京子さんの闘病経験から、女優としての成功に至るまでの軌跡を詳しくお伝えします。
芳根京子が直面したギランバレー症候群の衝撃

芳根京子さんがギランバレー症候群を発症したのは、中学2年生の13歳の時でした。
ギランバレー症候群とは、一体どのような病気なのでしょうか?
ギランバレー症候群は
- 10万人に1人がかかる免疫系の難病
- 筋肉を動かす運動神経が障害される
- 手足に力が入らなくなる症状が特徴
- 最悪の場合、死に至る可能性もある
芳根京子さんは、突然「力が入らなくなる」症状に襲われ、約1年間、普通に学校に通うことができない状態に陥りました。
「少ない可能性ですが、この病気で亡くなった方もいると聞いて、そこから命の重さを自分で実感しました」
出典:ORICON NEWS
と、芳根京子さんは当時を振り返っています。
13歳という多感な時期に、命の危険すらある病気と向き合うことになった芳根京子さん。
この経験が、彼女の人生観を大きく変えることになりました。
芳根京子の闘病生活と周囲の支えと心の成長

ギランバレー症候群との闘いは、芳根京子さんにとって大きな試練でした。
しかし、この経験を通じて、彼女は多くのことを学び、心の成長を遂げていきます。
「お芝居にというか、人として、自分はこんなにも周りの方に支えられているんだと。こんなにも周りの人に見られて普段の生きている中で、周りに対する思いがすごい感じた。そういう経験したからこそ、しっかりと自分を持とうと考えるようになった」
出典:ORICON NEWS
闘病中、芳根京子さんの両親は毎日中瀬天祖神社に通い、娘の回復を祈っていたといいます。
家族の献身的な支えが、彼女の回復に大きく貢献したのです。
約1年の治療を経て、芳根京子さんはギランバレー症候群を完治させました。
そして驚くべきことに、完治後は以前よりも運動能力が向上したといいます。
「病気のあとは急激に足が早くなったり、持久走で1位になったりしてるので全然、支障がない!」
この経験を通じて、芳根京子さんは命の大切さを実感し、周囲への感謝の気持ちを深めました。
また、病気を乗り越えたことで精神的な強さも身につけました。
後年、芳根京子さんは自身のブログで、同じように病気と闘っている人々へ向けて、こんなメッセージを送っています:
「1人じゃないですからね。きっと大丈夫です。もう頑張ってると思うので頑張ってくださいって言葉は言いません。無理せず、自分のペースでいてくださいね。」
芳根京子の病気克服後の芸能界デビューと女優への道

病気を克服した芳根京子さんは、高校生活を送る中で新たな転機を迎えます。
高校1年生の時、文化祭でクラスの短編映画の監督を担当したことがきっかけで、芸能界に興味を持つようになりました。
高1の時、文化祭のクラスの出し物で映画を作ることになった。「私は監督、編集、そして友人と共同脚本を担当しました。放課後は脚本執筆と撮影、帰宅後は深夜まで映像編集と毎日大忙しでした」
出典:高校生新聞
その直後、ライブ会場でスカウトされ、芸能界入りを果たします。
しかし、当初は芝居への情熱がなく、やる気のない状態が続きました。
転機となったのは、マネージャーとの大喧嘩でした。
「やる気があるのか!今お前が事務所辞めても、事務所にとって得も損も何もない」
この厳しい言葉に、芳根京子さんは5時間も大号泣したといいます。
しかし、この出来事をきっかけに、「やめたら困るって思われるくらい大きくなってやろう」と決意し、本気で女優を目指すようになりました。
その後、芳根京子さんは「オーディション荒らし」と呼ばれるほど、数多くのオーディションで最終選考まで残る実力派として知られるようになります。
2015年には、1000人以上のオーディションの中から選ばれ、ドラマ『表参道高校合唱部!』で連続ドラマ初主演を果たします。
そして、4度目の挑戦で朝ドラ『べっぴんさん』のヒロインの座を射止めます。
2261人の中から選ばれた芳根京子さんは、こう語っています。
「選んでいただいたからには、すみれと二人三脚で精一杯頑張っていきたい」
『まれ』、『あさが来た』、『とと姉ちゃん』に続き、4度目の朝ドラヒロインオーディションで大望をかなえ「選んでいただいたからには、すみれと二人三脚で精一杯頑張っていきたい」と気合十分。
出典:HUFFPOST
まとめ
芳根京子さんのギランバレー症候群との闘いと、その後の女優としての成功は、多くの人々に希望と勇気を与える物語です。
彼女の経験は
- 命の重さを実感し、周囲への感謝を学んだこと
- 精神的な芯の強さを身につけたこと
- 同じ病気で苦しむ人々に希望を与える存在になったこと
- 逆境を乗り越え、夢を実現する力を証明したこと
芳根京子さんの言葉と行動は、多くの人々に「1人じゃない」というメッセージを届け続けています。
彼女の今後の活躍にも、引き続き注目していきたいですね。

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