自民党広報本部長として活躍する鈴木貴子衆議院議員。
父親は鈴木宗男参議院議員という政治家一家に生まれた彼女ですが、その学歴はどのようなものなのでしょうか？
特に15歳の時に父親が逮捕された際、カナダに留学していたという壮絶なエピソードが注目されています。
そこで今回は、鈴木貴子氏の学歴と、父親逮捕時の留学エピソードについて詳しくお伝えします。
鈴木貴子の学歴は国立小からカナダの大学まで！
鈴木貴子氏の学歴は、北海道教育大学附属釧路小学校からスタートしています。
この小学校は国立の共学校で、2021年には北海道教育大学附属釧路中学校と統合されました。
その後、父親の政治活動の関係で東京へ移住し、港区立青山中学校を2001年3月に卒業しています。
高校は東京都立大学附属高校に進学しましたが、その後カナダ・ブリティッシュコロンビア州のロックリッジ高等学校へ留学しました。
2004年6月にカナダの高校を卒業した後、そのままカナダに残り、オンタリオ州のトレント大学に進学します。
トレント大学では国際政治経済学（IPE）と社会学を専攻し、2008年6月に学士号を取得して卒業しました。
平成１６年 ６月カナダ・ブリティッシュコロンビア州ロックリッジ高校卒業
平成２０年 ６月カナダ・オンタリオ州トレント大学（専攻：国際政治経済学、社会学）卒業
出典：首相官邸
高校から大学まで、カナダで約7年間を過ごした鈴木貴子氏。
この経験が、後の政治家としての国際的な視野を養うことになります。
帰国後は2009年にNHKに入局し、長野放送局でディレクターとして番組制作に携わりました。
鈴木貴子が15歳で父逮捕時にカナダ留学していた壮絶エピソード
鈴木貴子氏の人生で最も壮絶だったのが、15歳の時に父親が逮捕された出来事です。
2002年、父・鈴木宗男氏が受託収賄・あっせん収賄容疑で逮捕された際、彼女はカナダに留学中でした。
この事件は戦後最長の437日間という勾留期間となり、家族にとって過酷な日々が続きました。
東京地検特捜部は2002年、国後島「友好の家」の入札を巡る偽計業務妨害容疑で鈴木宗男衆院議員(当時)の元秘書らを逮捕。その後、林野庁の行政処分に絡むあっせん収賄容疑で鈴木氏自身も逮捕した。
出典：コトバンク
検察側から「娘さんなら面会できる」との打診がありましたが、鈴木貴子氏は一度も面会に行きませんでした。
「父に里心をつかせてはいけない。本当の意味で支えることにはならない」との思いからでした。
2013年のブログでは「会えるものならば会いたかった。顔を見たかった。声を聴きたかった」と当時の心境を綴っています。
また、家宅捜索の際には「捜査官がわが家の居間で腕枕をしてテレビを見ていた」という光景を目撃しました。
この経験について、2021年のインタビューで「世の中から否定されたような経験をした」と語っています。
この壮絶な体験が、後の「孤独・孤立対策」への取り組みにつながることになります。
鈴木貴子の学歴が政治家としてのキャリアに与えた影響
カナダでの学歴は、鈴木貴子氏の政治家としてのキャリアに大きな影響を与えています。
国際政治経済学を専攻したことで、外務副大臣時代には英語力を活かして積極的に国際会議に参加しました。
ネイティブレベルの英語力は、グローバルな視点での政策立案に役立っています。
また、NHKディレクターとしての経験も、現在の広報本部長としての活動に活きています。
「#支持率上げてやる」というハッシュタグを発信するなど、SNSを駆使した新しい政治コミュニケーションに積極的です。
党役員の記者会見全文をX（旧Twitter）に掲載するなど、透明性を重視した情報発信を心がけています。
「引き続き信頼回復、党勢拡大に向けて党一丸となって全力を尽くしてまいります。＃支持率上げてやる ＃支持率上げる写真あったら欲しい」と投稿した。
出典：スポーツ報知
さらに、父親逮捕時の経験から、2020年には「孤独・孤立対策」の勉強会を立ち上げました。
この取り組みは、2021年に内閣官房に「孤独・孤立対策担当室」設置という成果につながっています。
自身の壮絶な経験を政策に昇華させる実行力は、多くの人々から評価されています。
まとめ
今回は、鈴木貴子氏の学歴と15歳で父逮捕時の留学エピソードについてお伝えしました。
国立小学校からカナダの大学まで、国際的な教育を受けた鈴木貴子氏。
15歳という多感な時期に父親の逮捕という壮絶な経験をしながらも、それを乗り越えて政治家としてのキャリアを築いてきました。
カナダでの学歴と経験が、現在の政治家としての活動に大きく活きていることがわかりますね。
今後も鈴木貴子氏の活躍に注目していきたいですね！
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