女優の岸井ゆきのさんといえば、自然体な演技と等身大の役柄で多くのファンを魅了していますよね。
NHK朝ドラ「まんぷく」や映画「愛がなんだ」など、数々の作品で高い評価を受けている岸井ゆきのさんですが、実は高校時代は将来に悩み続けた日々を送っていたそうです。
そんな岸井ゆきのさんの高校はどこなのでしょうか?
また、高校3年生の時に山手線で受けたスカウトが人生を大きく変えたというエピソードも気になりますよね。
今回は、岸井ゆきのさんの出身高校や高校時代のエピソードについて詳しくお伝えします!
岸井ゆきの高校は神奈川県立秦野総合高校

岸井ゆきのさんの出身高校は、神奈川県立秦野総合高校です。
この高校は神奈川県秦野市にある公立の共学校で、2007年に県立秦野南が丘高校と県立大秦野高校が統合されて誕生した比較的新しい学校なんです。
偏差値は42で、普通科はなく総合学科のみを設置しているのが特徴です。
秦野総合高校は校則が厳しいことで知られていますが、運動部が盛んな学校でもあります。
特に野球部や女子バレー部、陸上部などが活発に活動しており、陸上競技大会やスポーツ大会などのイベントも豊富に開催されているそうです。
岸井ゆきのさんは神奈川県秦野市南が丘の団地出身で、地元の高校に通っていたんですね。
実は岸井ゆきのさんは中学3年生まで本気で器械体操選手を目指していました。
小学1年生から器械体操を始め、地元の大会で優勝するほどの実力の持ち主だったんです。
しかし、中学3年生の時にバク転に失敗してトラウマになり、体操を断念することになりました。
高校入学後は新たな進路を探す日々が始まり、調理師やバリスタ、保育士、美容師、看護師など様々な職業に興味を持ち、専門学校の体験入学に積極的に参加していたそうです。
岸井ゆきの山手線でのスカウトが人生を変えた高校3年生

岸井ゆきのさんの人生を大きく変えたのが、高校3年生の時に山手線の車内で受けたスカウトでした。
芸能界入りしたきっかけはスカウト。なんとJR山手線の電車内でスカウトされたのだという。
出典:東スポ WEB
バリスタの専門学校の体験入学に向かう途中、女性カメラマンから「あなたを被写体に写真を撮りたい」と声をかけられたそうです。
岸井ゆきのさんは「電車が閉まる直前に名刺を渡された」と語っており、もし男性からの声かけだったら逃げていたと明かしています。
その女性カメラマンと何度か撮影をするようになり、紹介されたのが現在所属する事務所「ユマニテ」でした。
母親は当初「詐欺じゃないか」「後からお金を要求されるのでは」と疑い、何度も事務所についてきたそうです。
しかし安全だと分かった後は大賛成し、「上川隆也さんと大森南朋さんと共演して♡」と応援してくれたんだとか。
こうして高校3年生の2009年10月、志田未来さん主演のテレビドラマ「小公女セイラ」で女優デビューを果たしました。
ただし、この時はほとんどセリフのない端役での出演で、高校時代の出演作はこの1本だけでした。
岸井ゆきのさんは高校卒業後も大学には進学せず、芸能活動に専念する道を選びました。
当初は仕事が少なくエキストラや台詞のない役ばかりでしたが、19〜20歳の時に1年に5本の舞台に出演し、「これはもう絶対にやめられない」と役者の道を決意したそうです。
岸井ゆきの高校時代のエピソード

岸井ゆきのさんの高校時代には、いくつか興味深いエピソードがあります。
まず、運動部が盛んな秦野総合高校に通っていましたが、岸井ゆきのさんんは帰宅部でした。
中学時代まで器械体操に打ち込んでいましたが、高校では部活動には所属せず、放課後は友達とおしゃべりしたり、どこかに出かけたりすることを楽しんでいたようです。
小学生の頃から器械体操をやっていてどこの筋肉に何が必要かはだいたい分かっていたので役立ちました。
出典:スポニチ
岸井ゆきのさんは高校3年間について「20歳頃までの記憶が薄い」と語っており、高校が合わなかったことを示唆しています。
100%楽しいとは言えないけれど、いじめられているわけでもない、そんな複雑な学校生活だったようです。
2022年7月に発売された初のフォトエッセイ「余白」では、高校時代の苦い思い出や恋愛について赤裸々に語っています。
また、高校時代には学校近くにある「スィーツガーデン・サクララ」のクッキーが大好きで、よく食べていたそうです。
特にごまクッキーがお気に入りで、放課後に友人たちと一緒に訪れ、学校のことや恋愛話、悩み事などを語り合っていたと思われます。
明るい笑顔が印象的な岸井ゆきのさんですが、実は高校時代は人見知りで内気な性格だったようです。
高校卒業後のアルバイト経験では、イタリアンレストランでホールを担当した際、座っていた客に白ワインをこぼす大失敗をしてしまいました。
翌日には牛乳でも失敗し、この経験から「自分には接客は向いていない」と判断し、以降は皿洗い専門でアルバイトをするようになったそうです。
接客が苦手だったことから、高校時代も積極的に人と関わるタイプではなく、「狭く深く」付き合うタイプだったと推測されます。
まとめ
今回は、岸井ゆきのさんの出身高校や高校時代のエピソードについてお伝えしました。
岸井ゆきのさんの高校は神奈川県立秦野総合高校で、器械体操を断念した喪失感の中で将来を模索する日々を送っていました。
しかし、高校3年生の時に山手線でのスカウトという運命的な出会いが彼女の人生を変えました。
内気で人見知りな性格ながらも、直感で行動する大胆さを持ち、バイトを掛け持ちしながら舞台や映画のチケット代を稼ぐという努力家な一面もあったんですね。
現在は演技派女優として活躍し、その自然体な演技と「本物感」で多くの監督から信頼される存在となっています。
高校時代の苦い思い出や挫折を経験したからこそ、等身大で深みのある演技ができるのかもしれませんね。
今後のご活躍が楽しみですね!

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