2025年の陸上界で最も注目を集めた選手の一人が、100mハードルの中島ひとみ選手です。
30歳にして自己ベストを連発し、世界陸上初出場を果たした彼女の身長や体型について気になっている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、中島ひとみ選手の身長や体重などの基本プロフィールから、細い体型でありながら強いバネを生み出す秘密、そして「消えた天才」と呼ばれた彼女の波乱万丈な競技人生まで詳しくお伝えします。
派手なメイクとネイルで話題の中島選手の素顔に迫ります!
中島ひとみの身長は163cmで体重は50kg前後!細身の体型が武器

中島ひとみ選手の身長は163cmです。
体重は公表されていませんが、推定50kg前後とされています。
陸上のハードル選手としては決して大柄ではなく、むしろ細身の体型と言えるでしょう。
しかし、この細い体型こそが中島ひとみ選手の最大の武器なのです。
彼女の腹筋は「バッキバキに割れている」と話題になっており、見た目の華奢さとは裏腹に、体幹の強さが隠されています。
この強靭な体幹から生み出される「強いバネ」が、躍動感あふれるハードリングを可能にしているのです。
中島ひとみ選手は1995年7月13日生まれで、兵庫県伊丹市出身です。
血液型はO型で、現在は長谷川体育施設の陸上競技部に所属しています。
100mハードルの自己ベストは12秒71で、これは日本歴代2位タイの記録です。
7月にはついに12秒71の記録で東京2025世界陸上の参加標準記録を突破しました。
趣味はカフェやおいしいご飯屋さん巡り、アニメ鑑賞、絵を描くことなど多彩です。
特にアニメ好きは有名で、自宅には50〜60体ものフィギュアコレクションがあるそうです。
世界陸上の選手紹介では「鬼滅の刃」の猗窩座のポーズを披露し、大きな話題となりました。
中島ひとみの強いバネの秘密は徹底した体幹トレーニングとハードル研究

中島ひとみ選手が163cmという身長でありながら世界レベルの記録を出せる理由は、徹底した体幹トレーニングにあります。
細い体型の中に隠された強靭な腹筋と体幹が、爆発的なバネを生み出しているのです。
また、中島ひとみ選手は海外選手の動画を徹底的に研究し、技術の引き出しを増やす努力を重ねてきました。
多くの国内チームの合宿へ出稽古に出向き、様々な指導者やコーチから学ぶ姿勢も彼女の強さの秘密です。
特に2023年に結婚した夫の豊田将樹選手(男子400mハードル)がコーチとして指導するようになってから、技術面で大きな進化を遂げました。
100mH2位の #中島ひとみ が結婚を公表!400mH #豊田将樹 と2023年に入籍「世界を目指してがんばりたい」/#日本選手権
— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) July 6, 2025
日本選手権2位の中島は、レース後に結婚を公表。お相手は400mHの豊田将樹で、現在は「コーチとして見てもらっている」という。
|月陸Online https://t.co/cmb7GYkj1u
中島ひとみ選手は幼少期から鬼ごっこで走り回る活発な女の子だったそうです。
その時から培われた身体能力の高さが、現在の競技力の土台となっています。
中学2年で陸上競技部に転部してハードルを始めると、わずか1年後の中学3年で全国中学校体育大会100mハードルを制覇しました。
さらに、中島ひとみ選手の特徴として派手なメイクとネイルがあります。
レース10日前から身体面の調整とともに、ネイルやヘアカラーの準備を開始するのが彼女のルーティンです。
「アスリートとしての自分を新たにつくる」ことが目的で、この準備が精神面での集中力を高める効果もあるようです。
中島ひとみは中学全国制覇から15年の低迷を経て30歳で世界陸上出場

中島ひとみ選手の競技人生は、まさに波乱万丈です。
中学3年で全国制覇という華々しいスタートを切りましたが、その後の約15年間は苦難の連続でした。
高校3年時にはストレス性胃腸炎を発症し、近畿大会準決勝で敗退してインターハイ出場を逃しました。
「こんなに頑張っても報われないんだ。心が空っぽになった」と当時を振り返っています。
大学時代も日本インカレ5位が最高成績で、「負けることさえ何も思わなくなった」というほどのスランプに陥りました。
実業団入社後も日本選手権準決勝敗退が続き、一度は引退を考えたそうです。
しかし、奥底にあった「勝ちたい気持ち」と「自分の限界を見てみたかった」という思いで競技を継続しました。
2022年の日本選手権で初の決勝進出を果たし4位入賞したことが大きな転機となりました。
そして2025年、30歳を迎えた中島ひとみ選手は自己ベストを次々と更新します。
4月の織田記念で高校2年以来13年ぶりの優勝を飾り、7月には12秒71の日本歴代2位タイを記録しました。
9月の東京世界陸上では初出場ながら準決勝に進出し、30歳で初めて日の丸を背負う快挙を達成したのです。
世界陸上後の9月30日には、大手スポーツブランドのナイキとの契約も発表されました。
「これからの新たな挑戦をNIKEと共に走れる事を誇りに思います」とコメントし、さらなる飛躍への意欲を示しています。
中島ひとみ選手は「来年は日本記録、12秒5台を」と宣言しており、31歳を迎える2026年シーズンへの期待が高まっています。
まとめ
中島ひとみ選手の身長は163cm、体重は推定50kg前後の細身の体型です。
しかし、その体からは想像できないほどの強いバネを持ち、徹底した体幹トレーニングと技術研究によって世界レベルの記録を生み出しています。
中学3年で全国制覇後、15年間もの低迷期を経験しながらも諦めずに走り続け、30歳で世界陸上初出場という奇跡の復活を遂げました。
夫・豊田将樹選手との二人三脚、派手なメイクとネイルという「私らしさ」の追求、大のアニメ好きという多彩な一面を持つ彼女の姿は、多くの人々に勇気と希望を与えています。
ナイキとの契約も獲得し、新たなステージへと進む中島ひとみ選手の今後の活躍から目が離せません。
日本記録更新への挑戦を続ける彼女を、これからも応援していきたいですね。

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