中村ゆりのユリマリ時代とは?16歳でデビューした高校生デュオの活動と解散の理由!

女優として活躍する中村ゆりさんですが、実は10代の頃にアイドルデュオ「YURIMARI(ユリマリ)」として活動していたことをご存知でしょうか?

1998年にデビューしたユリマリは、わずか1年という短い期間で解散してしまいました。

しかし、その経験が現在の中村ゆりさんの原点となっているのです。

この記事では、中村ゆりさんのユリマリ時代について、デビューのきっかけから活動内容、そして解散の理由まで詳しくお伝えします。

当時を知らない方も、懐かしく感じる方も、ぜひ最後までご覧ください!

目次

中村ゆりのユリマリ時代とは?ASAYANオーディションから誕生した高校生デュオ

出典:instagram

YURIMARI(ユリマリ)は、1998年から1999年まで活動した女性アイドルデュオです。

メンバーは、YURI(中村ゆり)とMARI(伊澤真理)の2人でした。

ユニット名は、人気バンド「JUDY AND MARY」の愛称「ジュディマリ」をもじって命名されました。

中村ゆりさん自身も「パクリ」と笑いながら語っています。

ユリマリ結成のきっかけは、1996年にテレビ東京系『ASAYAN』で開催された「乱発オーディション」でした。

このオーディションで、当時14歳だった中村友理(現・中村ゆり)さんが11月度の合格者として選ばれたのです。

合格後、中村ゆりさんは友人だった伊澤真理さんを誘い、1998年2月11日に正式にデビューしました。

デビュー時、2人はまだ16歳の高校生でした。

ユリマリのプロデュースを担当したのは、爆風スランプのサンプラザ中野さんとパッパラー河合さんでした。

サンプラザ中野さんが作詞を、パッパラー河合さんが作曲・編曲を担当しました。

当初、2人がユリマリに科したコンセプトは「バカPUFFY」でした。

当時大人気だったPUFFYの「第2のPUFFY」として、ブレイクが期待されていたのです。

所属事務所はavex(エイベックス)で、本格的なバックアップ体制が整っていました。

中村ゆりさんは大阪府寝屋川市出身で、父が在日韓国人3世、母が韓国生まれの在日韓国人というルーツを持っています。

本名は成友理(ソン・ウリ)で、通名が中村友理でした。

一方、MARIこと伊澤真理さんは滋賀県甲賀市出身です。

2人は友人関係からスタートし、デュオとして芸能界デビューを果たしたのです。

中村ゆりのユリマリの活動内容!注目を集めた1年間

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ユリマリは1998年2月のデビューから1999年の解散まで、わずか1年という短い期間に6枚のシングルと1枚のアルバムをリリースしました。

デビューシングル「スーパースター☆ハムスター」は、『たけしの誰でもピカソ』のエンディングテーマに起用されました。

オリコン最高69位を記録しています。

2枚目のシングル「未来はコンピューターネットワークの中に」は、『ASAYAN』のエンディングテーマになりました。

この曲は爆風スランプのアルバム収録曲のカバーで、インターネットを主題にした歌詞が特徴的でした。

3枚目の「Hello, I love you.」は、アニメ『ドクタースランプ』のオープニングテーマに採用されました。

4枚目の「love love dreamer」は、森永チョコレート小枝のCM曲として使用されました。

この曲はテレビ静岡『くさデカ』のオープニング・エンディングテーマにもなり、解散後も番組で使用され続けています。

5枚目の「初恋〜はるかなる想い〜」は、オリコン最高47位を記録し、アサヒ飲料「十六茶」のCM曲にもなりました。

この曲は爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で〜はるかなる想い」へのアンサーソングで、ユリマリの楽曲の中で最も高く評価されている曲です。

最後のシングル「街路樹」は、ケンタッキーフライドチキンのCMソングに起用されました。

この曲は、シングルとしては唯一サンプラザ中野・パッパラー河合コンビではなく、YURIMARIが作詞、D・A・Iが作曲を担当しました。

1999年2月にはアルバム「Love Love Dreamer」をリリースし、オリコン最高20位を記録しています。

音楽活動だけでなく、テレビ番組にも多数出演しました。

『ASAYAN』にはVTRで頻繁に登場し、『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』や『うたばん』といった音楽番組にも出演しました。

バラエティ番組では、『めちゃ×2イケてるッ!』の「シャンプー刑事」コーナーや『マジカル頭脳パワー!!』にも出演しています。

特に印象的だったのは、1999年2月10日放送のTBS『特捜!芸能ポリスくん』での出来事です。

この番組でMARIさんが一回戦で全問不正解という記録を作り、マナーの悪さも目立ったことから苦情が殺到したという逸話が残っています。

また、森永製菓「CARA」のCMでは、松浦勝人さん(現エイベックス会長)と共演し、「500万個売れなかったらYURIMARI解散」という衝撃的な発言もありました。

ラジオ番組『YURIMARIでぬりつぶせ』(JFN)や『GIRL POP STREET』(ニッポン放送)にもレギュラー出演し、精力的に活動していました。

CMではアラクス「カイベールC」や森永製菓の複数の商品に起用され、高校生デュオとして幅広いメディア露出を果たしていたのです。

中村ゆりのユリマリが解散した理由は?1年で活動終了の背景

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ユリマリは1999年、活動期間わずか約1年で解散しました。

解散時、中村ゆりさんもMARIさんもまだ17歳という若さでした。

公式な解散理由は明らかにされていませんが、いくつかの要因が考えられます。

まず、「第2のPUFFY」として期待されていたものの、期待されたほどのブレイクには至らなかったことが挙げられます。

シングルの最高順位はオリコン47位で、アルバムも20位止まりでした。

当時のアイドル市場は競争が激しく、注目を集め続けることは容易ではありませんでした。

また、森永のCMでの「500万個売れなかったら解散」という発言との関連性も噂されました。

これは松浦勝人さんがCM内で発言したもので、実際にプレッシャーとなっていた可能性があります。

ただし、これが直接的な解散理由だったかどうかは明らかになっていません。

一部ではメンバー間の不仲説も囁かれましたが、これは信憑性が低いと考えられます。

なぜなら、解散後も2人の交流は続いており、現在でも親しい関係を保っているからです。

中村ゆりさんは毎年MARIさんの誕生日にプレゼントを贈っており、2022年には40歳になった2人が再会した様子をInstagramで公開しています。

最も大きな要因として考えられるのは、高校生デュオとして芸能活動と学業の両立が困難だったことです。

16歳でデビューし、17歳で解散という年齢を考えると、学業との両立は大きな課題だったはずです。

テレビ出演、音楽活動、CM撮影など、多忙なスケジュールをこなしながら高校生活を送ることは、想像以上に大変だったでしょう。

解散当時、中村ゆりさんは「この先何ができる?」と自問自答していたと語っています。

まだ自分が女優としてデビューできるとは思っていなかったそうです。

しかし、その後女優としてオーディションを受け、2005年の映画『パッチギ!』シリーズでメインキャストとして出演しました。

監督の井筒和幸さんからは「沢尻エリカを蹴落とすことができる演技力を持つ逸材」と高く評価され、女優として大きな成功を収めることになります。

一方、MARIさんは解散後、ドラマやバラエティー番組に出演した後、2001年頃にネイルアーティストになるために渡米しました。

帰国後は結婚して一児をもうけましたが離婚し、その後芸能界に復帰しました。

2007年に再婚し、2008年には双子を出産しています。

現在はタレント活動のかたわら、ネイルサロンやカフェの経営を展開しており、2023年7月にはタレント活動から事実上引退し、事業に専念すると発表しました。

2023年7月、中村ゆりさんは自身のInstagramでユリマリとして活動していた当時の貴重な写真を公開しました。

この投稿で中村さんは「黒歴史じゃないよ」とコメントし、当時を前向きに振り返っています。

ファンからは「初めて見た」「青春そのもの」「エモすぎる」といった声が殺到しました。

まとめ

中村ゆりさんのユリマリ時代は、わずか1年という短い期間でしたが、現在の彼女の原点となる貴重な経験でした。

16歳で高校生デュオとしてデビューし、6枚のシングルと1枚のアルバムをリリースし、多数のテレビ番組やCMに出演しました。

期待されたほどのブレイクには至らず、17歳で解散という結果になりましたが、その経験が女優・中村ゆりさんを生み出したのです。

解散から20年以上が経過した現在でも、中村ゆりさんとMARIさんの友情は続いています。

中村ゆりさんは当時を「黒歴史じゃない」と前向きに振り返り、苦しかった10代を乗り越えて、現在は40代で「自分の未来が楽しみ」と語れるまでに成長しました。

女優として『龍馬伝』『花子とアン』『わろてんか』などのNHK作品や、2025年公開の映画『平場の月』で堺雅人さんと共演するなど、「最旬女優」として活躍しています。

ユリマリ時代があったからこそ、今の中村ゆりさんがあるのですね。

今後のご活躍も楽しみです!

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